仁野村(読み)にのむら

日本歴史地名大系 「仁野村」の解説

仁野村
にのむら

[現在地名]御調町仁野

福山藩領芦田あしだ栗柄くりがら(現府中市)柞磨たるま(現福山市)山地で接する御調郡東端の山村大塔だいとう川の支流南東から北西方向に流れる。村域は山がちで水利は不便である。元和五年(一六一九)の備後国知行帳に「二野村」とあり、高一五五・九九八石。「芸藩通志」によると、畝数一五町六反余、高一三一・九二五石、戸数五八・人口二七四、牛三五・馬二〇。池に宮奥みやのおく池、神社に王子八幡宮、廃寺金竜こんりゆう寺があると記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android