仁王馬場跡(読み)におうばばあと

日本歴史地名大系 「仁王馬場跡」の解説

仁王馬場跡
におうばばあと

[現在地名]盛岡市大通三丁目

大仁王おおにおう小路の南にある諸士の馬術稽古場。南方は北上川古川、西は新築地しんちくちを隔てて北上川に接する。寛永城下図に仁王御馬場とみえ、元文城下図では土手に囲まれた北側に馬場、南側に馬屋が描かれる。寛永二一年(一六四四)四月二九日には仁王馬場で馬改が行われ、馬数七〇余疋であった(雑書)。「盛岡砂子」によると、天和二年(一六八二)に馬屋を建て、宝暦八年(一七五八)に取壊し、明和四年(一七六七)に再普請してさくら馬場から馬を遣わしている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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