仁王町(読み)におうちよう

日本歴史地名大系 「仁王町」の解説

仁王町
におうちよう

[現在地名]岡山市田町たまち二丁目

外堀西にし川の間に位置し、南北の道を挟む両側町。東は常盤ときわ町と外堀、南は道を隔て高砂たかさご町、西は細堀を隔て高砂正覚しようがく寺・田町武家屋敷、北は蓮昌れんじよう寺、向いは磨屋とぎや町。寛永・慶安の両城下絵図には「仁王堂町」とみえ、延宝四年(一六七六)仁王町と改名される(「諸用留」国富文書)。天正(一五七三―九二)初期の宇喜多直家の時代、出石いずし町の位置にあった下出石村を当所に移したが、その後蓮昌寺を森下もりした町より当所に移し、下出石村は現在の地に移した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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