人慣・人馴(読み)ひとなれる

精選版 日本国語大辞典 「人慣・人馴」の意味・読み・例文・類語

ひと‐な・れる【人慣・人馴】

〘自ラ下一〙 ひとな・る 〘自ラ下二〙
① 人との交際になれる。人づきあいになれる。
源氏(1001‐14頃)花宴「少し人なれたる事やまじらむと思ふこそうしろめたけれ」
動物などが人になつく。
※重之集(1004頃)下「人なれぬみつ御牧の駒なれや立名もさらにあらじとぞおもふ」

ひと‐なれ【人慣・人馴】

〘名〙
① 人との交際になれること。人づきあいになれること。
② 動物などが人になつくこと。
※時は過ぎゆく(1916)〈田山花袋一四真弓半年の中に、すっかり人馴(ヒトナ)れがして、使に行ったり物を買ひに行ったりすることを何とも思はないやうな児になってゐた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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