五相(読み)ゴソウ

デジタル大辞泉 「五相」の意味・読み・例文・類語

ご‐そう〔‐サウ〕【五相】

密教で、本尊大日如来同一となるために行者が修める五つ観行通達菩提つうだつぼだい心・しゅ菩提心じよう金剛心・証金剛心・仏身円満。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「五相」の意味・読み・例文・類語

ご‐そう ‥サウ【五相】

〘名〙 仏語
① 仏身を顕得するために、真言の行者が修める観行の五つの内容。通達菩提心・修菩提心・成金剛心・証金剛身・仏身円満をいう。
源平盛衰記(14C前)二九「三密印観を凝し、五相(ゴサウ)身心を調へて、祈念加持し給ひければ」
天人の死ぬ時に現われる五衰の相。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android