五木湯(読み)ごもくゆ

精選版 日本国語大辞典 「五木湯」の意味・読み・例文・類語

ごもく‐ゆ【五木湯】

〘名〙
① 桑、柳、桃、楮(こうぞ)、槐(えんじゅ)などの五木を煎じて入れた入浴用の薬湯。また、内服用の煎じ薬脚気(かっけ)にきくという。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② ごみくずで焚く風呂。
※雑俳・楊梅(1702)「かね持て埃木湯わかすしわん坊」
[補注]「二十巻本和名抄‐一二」には「五木湯 煮槐柳桃桑穀五木、治脚気」という例がみられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android