五月蠅なす神(読み)さばえなすかみ

精選版 日本国語大辞典 「五月蠅なす神」の意味・読み・例文・類語

さばえなす【五月蠅なす】=神(かみ)[=悪(あ)しき神(かみ)

陰暦五月頃の蠅のように煩わしくいとわしい邪神悪神疫神疫病神。《季・夏》 〔無言抄(1598)〕
[補注]「毛吹草‐二」に「小蠅(サハイ)なす神」という読みの例もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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