五家宝・五荷棒(読み)ごかぼう

精選版 日本国語大辞典 「五家宝・五荷棒」の意味・読み・例文・類語

ごか‐ぼう【五家宝・五荷棒】

〘名〙 もち米を蒸し、水あめと砂糖を加えて固め、棒状に作り、青きなこなどをまぶした菓子。享保年間(一七一六‐三六)に上野国五箇村(群馬県邑楽郡板倉町)の人が初めて作ったのでこの名があるという。今は埼玉県熊谷産のものがよく知られている。
狂歌・巴人集拾遺(1788か)「忍領北秩父有菓子名五荷棒」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報