五十蔵(読み)ごじゅうぞう

精選版 日本国語大辞典 「五十蔵」の意味・読み・例文・類語

ごじゅう‐ぞう ゴジフザウ【五十蔵・五十艘・五十雑ザフ

〘名〙 江戸時代宝暦明和一七五一‐七二)の頃、江戸本郷三田、谷中あたりにいた揚代五〇文の私娼の称。吉原近辺の私娼を百蔵と称したのによる。五十。
随筆・麓の色(1768)一「局女郎を百蔵と呼はいと愛なきに、端々には五十蔵といふ者あり」

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