五ヵ所商人(読み)ごかしょしょうにん

百科事典マイペディア 「五ヵ所商人」の意味・わかりやすい解説

五ヵ所商人【ごかしょしょうにん】

江戸時代糸割符(いとわっぷ)商法により生糸貿易独占していた堺・長崎京都大坂江戸商人。1604年に創設された糸割符制度で,堺・長崎・京都の三ヵ所商人(糸割符仲間)が輸入生糸の購入・価格決定を任され,貿易の利益を独占。1631年江戸・大坂が加えられ,五ヵ所商人となった。

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