二念(読み)ニネン

デジタル大辞泉 「二念」の意味・読み・例文・類語

に‐ねん【二念】

二つの異なった考え。また、他の考え。
「彼を愛するに―無く」〈紅葉金色夜叉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「二念」の意味・読み・例文・類語

に‐ねん【二念】

〘名〙 二つの異なった思考。二つの考え。また、他の考え。ふたごころ。余念
※虎寛本狂言・布施無経(室町末‐近世初)「遣るべき物成らば何の二念も無う其まま遣ったが能御ざる」 〔卻掃編‐巻中

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