二尺五寸(読み)にしゃくごすん

精選版 日本国語大辞典 「二尺五寸」の意味・読み・例文・類語

にしゃく‐ごすん【二尺五寸】

〘名〙
① (揚代が二五匁であったところからいう) 遊女天神をいう。
浮世草子御前義経記(1700)一「天神は太夫より少おとれり〈略〉古語に二尺五寸といへり。是天神の縁日をかたどれり」
振袖の袖の長さ。また、振袖の異称
雑俳・たから槌(1844)「よいぞよいぞ・二尺五寸で渦廻し」
③ (鯨尺で約二尺五寸あったところから) 手拭(てぬぐい)のこと。
※雑俳・あふむ石(1839)「マア待へ・二尺五寸を膝へ当」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報