二厘五毛(読み)にりんごもう

精選版 日本国語大辞典 「二厘五毛」の意味・読み・例文・類語

にりん‐ごもう【二厘五毛】

〘名〙
五厘半分。わずかな金のたとえ。
※雑俳・川柳評万句合‐安永八(1779)礼九「小間ものや二リン五毛もまけぬなり」
五輪五体人間)の半分、つまり精液。「父一点の精二厘五毛、母一滴の血二厘五毛、合して体を為す云々」と「淫事養生戒」にあることによる。
※雑俳・川柳評万句合‐明和四(1767)桜五「土手のかご弐厘五毛もかるいはづ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android