二之新町(読み)にのしんまち

日本歴史地名大系 「二之新町」の解説

二之新町
にのしんまち

[現在地名]高山市大新町おおしんまち

江名子えなこ川の北岸、みや川との合流地点に位置し、町域の長さ一町半(寛政元年「高山三町村覚帳」高山市立郷土館蔵)二之町にのまち村に所属し、南は江名子川を挟んで二之町、東は一之新町、西は宮川を渡って七日町なぬかまち村。江名子川北岸に金森氏の左京屋敷が設けられて以来、しだいに町場が広がった。元禄七年(一六九四)検地によると屋敷四反余・分米三石九斗余、屋敷持数三四・家数三五(同八年「二之町村屋舗検地帳」同館蔵)。安永騒動の折、一揆集会に参加を発議した風井屋長右衛門・鍛冶屋源助・三枝屋利左衛門・市村屋清兵衛は手鎖で組頭預となったが、翌安永三年(一七七四)風井屋は放免となった(飛騨編年史要)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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