亀岡町(読み)かめおかまち

日本歴史地名大系 「亀岡町」の解説

亀岡町
かめおかまち

[現在地名]仙台市川内亀岡町かわうちかめおかちよう

川内北西部にある亀岡八幡神社門前町町並の長さは一町で(奥陽名数)、町方二四町の二一番目に列する(明治二二年城下町検断肝入職制写「仙台市史」所収)。「封内風土記」によると、天和三年(一六八三)亀岡八幡宮が現在地に遷宮されているから、当町取立てもこの頃と考えられる。もとは坊主ぼうず町と称され(仙台鹿の子)坊主衆が住んでいたという。町の規模は元禄八年(一六九五)の軒数二五・検断一・肝入一(仙台鹿の子)、明和九年(一七七二)の宅地三〇、男九三・女七一(封内風土記)寛政(一七八九―一八〇一)頃の書上(「仙台市史」所収)では家数六九のうち蔵一〇、弘化二年(一八四五)の軒数二五(奥陽名数)、嘉永五年(一八五二)の人頭三三人、人数一三七(切支丹宗門改人数)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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