亀井忠一(読み)かめい ただかず

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「亀井忠一」の解説

亀井忠一 かめい-ただかず

1856-1936 明治-昭和時代前期の出版人。
安政3年6月30日生まれ。明治14年東京神田に古本屋三省堂を創業。出版業にも進出して,17年「英和袖珍字彙(しゅうちんじい)」を発行。41年「日本百科大辞典」の刊行を開始したが,資金難のため倒産。大正4年株式会社として再建した。昭和11年1月30日死去。81歳。江戸出身。旧姓中川

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の亀井忠一の言及

【三省堂[株]】より

…1881年に亀井忠一(1856‐1936)が東京,神田神保町で創業した出版社。当初,古書店として出発したが,83年に桃林堂,開新堂,十字屋とともに同盟四書房(合版(あいはん))を組織し,《ウヰルソン氏第一リードル 独(ひとり)案内》を処女出版し,ついで84年《英和袖珍字彙(しゆうちんじい)》を刊行,書籍出版に進出した。…

※「亀井忠一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」