乳離(読み)ちばなれ

精選版 日本国語大辞典 「乳離」の意味・読み・例文・類語

ち‐ばなれ【乳離】

〘名〙 乳児が成長して、乳を飲まなくなること。離乳。また、その時期。比喩的に、自主性のある人間に成長することにいう。ちちばなれ。
※俳諧・誹諧独吟集(1666)下「露と消しおさななじみは昨日けふ 乳ばなれするに泣音(なくね)そへぬる〈如貞〉」

ち‐ばな・れる【乳離】

〘自ラ下一〙 ちばな・る 〘自ラ下二〙 乳児が成長して乳を飲まないようになる。
※俳諧・物種集(1678)「独居のもらひなきかやきりぎりす 乳はなれし子の露の玉の緒〈宗因〉」

ちち‐ばなれ【乳離】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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