九鼎竺重(読み)きゅうてい じくじゅう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「九鼎竺重」の解説

九鼎竺重 きゅうてい-じくじゅう

?-? 室町時代の僧。
臨済(りんざい)宗。京都建仁寺(けんにんじ)大中庵にはいり,日岩一光の法をつぐ。江西竜派(こうぜい-りゅうは)(1375-1446),九淵竜賝(きゅうえん-りゅうちん)らとまじわって詩文をつくる。摂津広厳寺(兵庫県),山城(京都府)妙光寺の住持もつとめた。法名を器重(きちょう)とする説もある。別号に錦菜。著作に「九鼎重禅師疏(しょ)」「蘋薺(ひんせい)集」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android