乙矢(読み)オトヤ

デジタル大辞泉 「乙矢」の意味・読み・例文・類語

おと‐や【乙矢】

弓道で、2本持って射る矢のうち、2番目に射る矢。二の矢。

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精選版 日本国語大辞典 「乙矢」の意味・読み・例文・類語

おと‐や【乙矢】

〘名〙 手に持った二本の矢のうちで、二番目に射る矢。二の矢。⇔甲矢(はや)
※宇津保(970‐999頃)内侍督「大鳥はねやかたはになりぬらん今はをとやに霜のふるらん」

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世界大百科事典(旧版)内の乙矢の言及

【弓道】より

…鏃は古くは石,骨,銅製のものもあったが,多くは鉄製であり,その形状は使用目的によって多様である。なお,矢は2本(甲矢(はや),乙矢(おとや))を一手(ひとて)と呼び,4本を単位として使用することが一般的である。弽(ゆがけ)は弓を射る場合に右手にはめる手袋様のもので,鹿革で作られ,射の目的によって形や構造が相違する。…

※「乙矢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」