久知野村(読み)くちのむら

日本歴史地名大系 「久知野村」の解説

久知野村
くちのむら

[現在地名]河芸町久知野

田中たなか川の北岸で、大別保おおべつぽ村西方丘陵の南裾に位置する。応安元年(一三六八)九月八日の伊勢国栗真庄熊野田裁許状写(米良文書)に「久知野郷」として現れる。江戸時代は和歌山藩白子領。「三国地志」に記載する社寺は、牛頭ごず天王祠・熊野祠と、福徳ふくとく寺・真福しんぷく寺・西念さいねん寺で、神社は明治四一年(一九〇八)上野うえの村の上野神社に合祀されたが、昭和三年(一九二八)分祀して服織はとり神社と称している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android