久玉村(読み)くたまむら

日本歴史地名大系 「久玉村」の解説

久玉村
くたまむら

[現在地名]牛深市久玉町

北は早浦はやうら村、西は魚貫おにき村に接する。枝郷に山野浦やまのうら村・内野原うちのはら村があった。慶長国絵図に村名がみえ、正保郷帳に高三四七石四斗余とあり、同帳に山野浦村の高四六石八斗余、内野原村の高七七石九斗余と記す。万治二年(一六五九)石高半減により二六一石三斗余(山野浦村・内野原村を含む)となった(天草風土考)。久玉組に属し、庄屋は同組大庄屋中原家の兼帯。「国志草稿」に竈数三九・男女数五七三とある。文政(一八一八―三〇)頃には高三一八石余(うち新田畑五五石八斗余)、家数五三二・人数三千五一二に膨張した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android