デジタル大辞泉
「久方」の意味・読み・例文・類語
ひさ‐かた【久方/久堅】
《枕詞「久方の」がかかるところから》天・空・月などのこと。
「―の中に生ひたる里なれば光をのみぞ頼むべらなる」〈古今・雑下〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ひさ‐かた【久方】
〘名〙
① (枕詞「ひさかたの④」からの
転用) 月をいう。
地名「桂
(かつら)」を暗示することが多い。
※古今(905‐914)雑下・九六八「久方の中に生ひたる里なれば光をのみぞ頼むべらなる〈
伊勢〉」
② 久しいこと。
時間が長くたったこと。ひさしぶりであること。ひさかたぶり。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報