久保田御城下絵図(読み)くぼたごじようかえず

日本歴史地名大系 「久保田御城下絵図」の解説

久保田御城下絵図
くぼたごじようかえず

成立 文政五年 秋田県庁蔵

解説 絵図背面に「文政五壬午年八月二十九日写ス」とあり、跋文に「本図面ニハ手形東新町、同西新町、築地全部、及楢山愛宕下ノナカリシヨリ考フルニ、寛文七年以前調製セル図面ヨリ謄写シタルモノト認ム、大正拾四年六月三十日 秋田県知事官房記録課」とみえる。「忠宴日記」に築地の町割は延宝二年とあり、この論旨は肯定できる。

久保田御城下絵図
くぼたごじようかえず

成立 文政二年 県立秋田図書館蔵

解説 加藤景琴が古絵図を書写したもので、跋文によれば、川尻鋳銭座がみえる。鋳銭座は元文二年から延享二年まで設置されていたので、原図はその間の作製とみられる。なお町名については文政二年当時の呼称補足、書き加えたとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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