中落(読み)なかおち

精選版 日本国語大辞典 「中落」の意味・読み・例文・類語

なか‐おち【中落】

〘名〙
真中が腐ったり抜けおちたりしていること。三つあるうちの真中がないか、または、あってもものの用にたたないこと。転じて、あまりものの役にたたないこと。
② 魚を三枚におろしたときの中骨部分。あら煮などに用いる。中打ち。
※雑俳・川柳評万句合‐宝暦一〇(1760)宮一「中おちも一里程はうるほさせ」
③ 中休みすること。また、中断すること。
浮世草子好色万金丹(1694)三「三栗の中をちに、井筒屋名水をひいやりと聞こし召せ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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