中浜新田(読み)なかはましんでん

日本歴史地名大系 「中浜新田」の解説

中浜新田
なかはましんでん

[現在地名]尼崎市中浜町

道意どうい新田の南に位置し、東はよも川を隔てて川辺かわべ東浜ひがしはま新田。宝暦一〇年(一七六〇)道意新田が開発を願出て、明和三年(一七六六)許されて開発に取りかかったが難航、開発主は転々と替わった。天明二年(一七八二)検地を実施。高は五〇石と定められて道意新田の増高となった(「中浜新田荒増し由来記」岡本家文書)。天明二年の中浜新田検地帳(西村家文書)によると、東西の平均二五四間半、南北の平均一三八間。請人は中在家なかざいけ町。南に潮手堤敷二〇間・北潮除堤敷八間、東西堤敷一三間ほど、四方に潮留溝が五間ほどある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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