中川幸庵(読み)なかがわ こうあん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中川幸庵」の解説

中川幸庵 なかがわ-こうあん

1874-1959 明治-昭和時代の医師,寄生虫学者。
明治7年7月13日生まれ。台湾総督府病院に20年余にわたり勤務。新竹医院長をつとめていた大正3年肺吸虫の第2中間宿主が淡水産のカニであることを発見,9年には肥大吸虫の中間宿主や生活史をあきらかにした。昭和34年10月31日死去。85歳。富山県出身。第四高等中学校(現金沢大)卒。

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