中島 伝次郎(読み)ナカジマ デンジロウ

20世紀日本人名事典 「中島 伝次郎」の解説

中島 伝次郎
ナカジマ デンジロウ

大正・昭和期の料理人 宮内庁大膳課司厨長。



生年
明治30(1897)年3月3日

没年
昭和51(1976)年6月21日

経歴
明治44年、13歳のとき、洋菓子老舗、村上開新堂に小僧として入ったあと、精養軒、カフェ・ブラジル、神戸オリエンタルホテルなどで洋菓子と西洋料理を修業。大正11年、宮内省の大膳寮(現・宮内庁大膳課)に入り、以後死ぬまで半世紀余にわたり、秋山徳蔵とともに宮中料理を守り続ける一方国賓を迎えての宮中晩さん会を指揮した。プロ級のタップダンスはじめ小唄、都々逸など趣味は豊富で、陛下の前でどじょうすくいを披露したことも。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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