中山 博道(読み)ナカヤマ ヒロミチ

20世紀日本人名事典 「中山 博道」の解説

中山 博道
ナカヤマ ヒロミチ

明治〜昭和期の剣道家



生年
明治6年2月(1873年)

没年
昭和33(1958)年12月14日

出生地
石川県

経歴
郷里の斎藤理則に山口一刀流を学び免許取得。18歳で上京、神道無念流根岸信五郎門下となり、明治35年免許皆伝。41年教士、大正9年範士となった。その間東京本郷に有信館を開き門弟を育成。警視庁皇宮警察海軍兵学校東大明大・三菱道場など20数カ所の師範を兼ねた。また大森流の長谷川英信流居合術、神道夢想流棒術の奥儀を極め、居合術範士、杖術範士となり、剣術を含めた3範士は明治以来ただ一人。昭和4、9、15年の天覧試合で審判員を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android