中夜(読み)チュウヤ

デジタル大辞泉 「中夜」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐や【中夜】

よなか。夜半
六時の一。の刻からうしの刻まで。現在の午後10時ころから午前2時ころ。半夜。
冬至異称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中夜」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐や【中夜】

〘名〙
① よなか。夜中。夜半。
※本朝文粋(1060頃)一・秋夜感懐敬献左親衛藤員外将軍〈橘在列〉「愁人冷不睡、中夜起躊躇」
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉三「或は中夜暫らく眠らんと欲して、屋中に入るに」
② 一日を昼夜六つ(晨朝・日中・日没・初夜・中夜・後夜)に分けたうちの、夜間の中間の時分。亥の刻(午後九時)から丑(うし)の刻(午前三時)までの間。夜半。中宵。半夜。
顕戒論(820)下「王於中夜二種夢
今昔(1120頃か)一「二月七日の夜を以て〈略〉真諦(しんたい)を思惟し給ふ。又中夜に至て天眼を得給つ」 〔書経‐冏命〕
③ 主として夜間に行なわれる数日にわたる行事、法会などにおいて、その第二夜のもの。
※中右記‐寛治七年(1093)一二月二二日「御仏名中夜」
④ 冬至(とうじ)の異称。

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普及版 字通 「中夜」の読み・字形・画数・意味

【中夜】ちゆうや

夜半。

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