中口新田(読み)なかぐちしんでん

日本歴史地名大系 「中口新田」の解説

中口新田
なかぐちしんでん

[現在地名]大正区三軒家東さんげんやひがし三丁目

難波なんば島の南端に位置し、東は木津きづ川を隔てて津守つもり新田(現西成区)木津川と三軒家川の落合口に形成された寄洲を、安永元年(一七七二)難波島なんばじま村の住人中口勘右衛門が開発、以後寛政六年(一七九四)・同七年にも増墾されている。新田名は開発者に由来。天保一〇年(一八三九)頃には難波島村の百姓伊右衛門の所有となっている(同年大坂湊口新田細見図)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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