中 脩三(読み)ナカ シュウゾウ

20世紀日本人名事典 「中 脩三」の解説

中 脩三
ナカ シュウゾウ

昭和期の精神医学者 三国丘病院長;大阪市立大学名誉教授



生年
明治33(1900)年9月15日

没年
昭和63(1988)年2月28日

出生地
徳島県

学歴〔年〕
九州帝国大学医学部〔大正15年〕卒

学位〔年〕
医学博士

主な受賞名〔年〕
勲三等旭日中綬章〔昭和53年〕,大阪市民功労章〔昭和59年〕,世界社会精神学会功労章〔昭和60年〕

経歴
昭和15年台北帝大、20年九州大学、32年大阪市立大学の教授を歴任し、42年三国丘病院院長となる。脳の生化学的研究の草分けで、わが国では初めて同分野の専門書「神経化学」を出版。初老期うつ憂症の概念を確立した。また、知的障害児情緒障害児などの治療研究に力を注ぎ、36年から始まった「三歳児検診」の実施に貢献した。ほかの著書に「できる子供できない子供」「受験期の心理」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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