並居(読み)なみいる

精選版 日本国語大辞典 「並居」の意味・読み・例文・類語

なみ‐・いる ‥ゐる【並居】

〘自ア上一(ワ上一)〙 並んですわっている。並んでいる。列座する。列席する。いならぶ。
万葉(8C後)九・一七八〇「み船出でなば 浜も狭(せ)に 後れ奈美居(ナミゐ)て こいまろび 恋ひかも居らむ」
※米沢本沙石集(1283)四「妻子並居(ナミヰ)、悲みなきしたう」
[補注]現代語では連体形だけを用い、また、すわる意がうすれ、並んで大ぜいいるの意で多く用いられる。

ならび‐・いる ‥ゐる【並居】

〘自ワ上一〙 ならんでいる。ならんですわる。
※万葉(8C後)三・四六六「はしきやし 妹がありせば 水鴨なす 二人(ふたり)双居(ならびゐ) 手折りても 見せましものを」

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普及版 字通 「並居」の読み・字形・画数・意味

【並居】へいきよ

並処する。

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