両刃の剣(読み)リョウバノツルギ

デジタル大辞泉 「両刃の剣」の意味・読み・例文・類語

りょうば‐の‐つるぎ〔リヤウば‐〕【両刃の剣】

諸刃もろはつるぎ」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「両刃の剣」の意味・読み・例文・類語

りょうば【両刃】 の 剣(つるぎ)

相手打撃を与えると同時に、こちらもそれなりの打撃をこうむるおそれのあることのたとえ。また、役に立つと同時に、使い方によっては危険を招きかねないもののたとえ。諸刃(もろは)の剣。
※傷ついた葦(1970)〈曾野綾子〉二「そのような冷静さが、彼女信仰をまで失わせるかも知れない両刃の剣になることを恐れた時」

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ことわざを知る辞典 「両刃の剣」の解説

両刃の剣

両方に刃のついた剣。相手を切ろうとして振り上げると、まず自分を傷つける危険があるところから、相手に打撃を与えると同時に、こちらもそれなりの打撃を受けるおそれのあること、また、役にも立つが、逆に危険をも招きかねないことのたとえ。

[使用例] そのような冷静さが、彼女の信仰をまで失わせるかもしれない両刃の剣になることを恐れた時[曾野綾子*傷ついた葦|1970]

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