世間寺(読み)セケンデラ

デジタル大辞泉 「世間寺」の意味・読み・例文・類語

せけん‐でら【世間寺】

生臭なまぐさ坊主の住む寺。俗気のある寺。浮世寺
「―の有徳うとくなるを聞き出し」〈浮・一代女・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「世間寺」の意味・読み・例文・類語

せけん‐でら【世間寺】

〘名〙 戒律を守らない世間僧の住む寺。俗気を離れない寺。浮世寺(うきよでら)生臭寺(なまぐさでら)
※俳諧・天満千句(1676)一「寝屋の月或は情かまほこも〈宗恭〉 世間寺とそ夕暮の露〈素玄〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android