世間僧(読み)セケンソウ

デジタル大辞泉 「世間僧」の意味・読み・例文・類語

せけん‐そう【世間僧】

形だけの出家で、戒律を守らない僧。生臭なまぐさ坊主
「大方は―、是非なくさま替へし者なれば」〈浮・文反古・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「世間僧」の意味・読み・例文・類語

せけん‐そう【世間僧】

〘名〙 俗世間から十分のがれきっていない僧。形は出家でも、戒律を守らない僧。俗僧。生臭(なまぐさ)坊主。
※俳諧・唐人躍(1677)三秋「捨し身も今宵の月に世間僧〈禿翁〉」

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