世界人道サミット(読み)せかいじんどうさみっと(英語表記)World Humanitarian Summit

知恵蔵mini 「世界人道サミット」の解説

世界人道サミット

国際人道支援を取り巻く環境がめまぐるしく変化する中、紛争自然災害に伴う人道危機への支援のあり方などについて、今何が求められているのかを議論する国連主催の国際会議のこと。国連人道問題調整事務所(OCHA)が事務局を担う。2016年5月23〜24日、トルコイスタンブールで初の会議が行われた。同会議では、約180カ国の代表やNGOなど5000人以上が参加。会議開催を呼び掛けた国連の潘基文事務総長が16年2月に「人道への課題」として、紛争を予防・終結させる政治的指導力や人道規範の順守など、国際社会が共有すべき五つの事項を発表しており、これらを踏まえた議論が行われた。同会議には日本政府の代表として福田元総理大臣が出席した。

(2016-5-24)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android