世宗(李氏朝鮮)(読み)せいそう

旺文社世界史事典 三訂版 「世宗(李氏朝鮮)」の解説

世宗(李氏朝鮮)
せいそう

1397〜1450
李氏朝鮮第4代の王(在位1418〜50)
李朝の黄金時代を築いて,「海東の堯舜 (ぎようしゆん) 」とたたえられた李朝第一の名君。貢 (こう) と賦の基本法制を定め,官制・税制を整備。農業を奨励し,農業技術を改良するために『農業直説』を編纂 (へんさん) 頒布 (はんぷ) し,天文観測と暦書作成につとめ,仏教を排して儒学国教とする方針を強化した。また訓民正音(ハングル)を制定したほか,『治平要覧 (ちへいようらん) 』『高麗史 (こうらいし) 』などを編集し,外は北辺を開拓したほか,対馬島主宗氏を介して日本との貿易を開いた。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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