不要・不入(読み)いらざる

精選版 日本国語大辞典 「不要・不入」の意味・読み・例文・類語

いら‐ざる【不要・不入】

連語〙 (動詞「いる(要)」に、打消の助動詞「ず」の連体形「ざる」の付いたもの。連体詞のように用いられる) 不必要な。よけいな。無益な。いらぬ。
※虎寛本狂言・舟ふな(室町末‐近世初)「太郎くじゃと入らざる古歌穿鑿を致て」
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉二「衛生の為めにわざわざ誂(あつ)らへるんださうだが、入らざる心配だ」

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