下鳴(読み)したなき

精選版 日本国語大辞典 「下鳴」の意味・読み・例文・類語

した‐なき【下鳴】

〘名〙 鳴くことの下げいこ。本格的に鳴く前の鳴き声にいう。
※長唄・室の八重咲(1846)「あれ鶯も真似をして、塒(ねぐら)離れて枝伝ひ、小柴に遊ぶその日より、もう下鳴きも鳴き馴れて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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