下野明村(読み)しものみようむら

日本歴史地名大系 「下野明村」の解説

下野明村
しものみようむら

[現在地名]金山町下野明

安沢やすさわ村の南西にあり、おもな集落は上台うわだい川や支流桝沢ますざわ川の流域に展開する。新田本村鑑は枝郷として上中下かみなかしも・枡沢・片貝かたかい上楢代かみならだい(台)まつ下村したむらなど八ヵ村をあげる。近世初頭までの羽州街道は二枚橋にまいばし(現新庄市)から当地を抜け、金山宿へ向かったという。元和八年(一六二二)の御前帳写では高四五二石余、寛文四年(一六六四)には高四七七石余、うち新田二四石余(新田本村鑑)、文化元年(一八〇四)には高九九一石余、うち田方八五五石余、反別一〇二町余、うち田方七五町九反余(吉村本村鑑)、文政一〇年(一八二七)新庄領総高控では竈数七三(うち借屋四)、人数三九五、駄馬一九・駒四五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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