下若井村(読み)しもわかいむら

日本歴史地名大系 「下若井村」の解説

下若井村
しもわかいむら

[現在地名]加西市若井

大内おおち村の北西万願寺まんがんじ川の支流若井川流域に位置する。北は上若井村中世在田上ありたかみ道山みちやま村に属し、同村はのち東西に分郷して当地は西道山村に含まれた。延慶元年(一三〇八)の在田上庄田地坪付帳(金剛三昧院文書)には現在の若井・道山地区の小字名が記されており、当時の開発状況をうかがうことができる。天正一五年(一五八七)頃若井の地名が生じたと思われ、当地の豪農若井兵衛の名にちなむという(加西郡誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android