ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「下田武三」の意味・わかりやすい解説
下田武三
しもだたけぞう
[没]1995.1.22. 東京
外交官,最高裁判所判事。 1931年東京大学を卒業。外務省に入る。条約局長,駐ベルギー・ソ連の各大使を経て 65年外務次官,67年駐米大使。日米関係を最優先する第2次世界大戦後の外務官僚として,次官時代,沖縄返還交渉ではしばしば,アメリカ側の意向を重視,代弁するような「下田発言」を重ねた。 71年佐藤首相の強い推薦で最高裁判所入りし,タカ派判事として知られた。 77年4月退官。 91年日本国際法協会会長。
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