下生居村(読み)しもなまいむら

日本歴史地名大系 「下生居村」の解説

下生居村
しもなまいむら

[現在地名]上山市下生居

生居川の下流に沿う山南麓にあり、北西下流は宮脇みやのわき村。もと葉山はやま権現の登拝口にあたり、北の上口うわぐちの参道入口に明和四年(一七六七)建立の里宮碑がある。庄屋尾形権三右衛門が子持石氏神とし、生石なまいし大明神として祀ったところから生石が訛って地名になったという伝説がある。正保郷帳では田方四五〇石余・畑方一三二石余。元禄一一年(一六九八)の村明細帳(三浦文庫)では高六〇八石余、うち新田二五石余、反別は田二七町九反余・畑一八町二反余で、銭一貫七五七文・薪九二駄・炭一五俵が課された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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