精選版 日本国語大辞典 「下燃」の意味・読み・例文・類語
した‐もえ【下燃】
〘名〙
① 火が表面に出ないで、物の下で燃えること。
② (「した」は心の意) 心の中で思い焦がれること。人知れず恋い慕うこと。
※海人刈藻物語(1271頃)三「かの下もえに思ひ乱るる人の御心、いかばかりならむ」
した‐も・ゆ【下燃】
〘自ヤ下二〙
① 物の下で燃える。
② (「した」は心の意) 心の中で人知れず思い焦がれる。
※栄花(1028‐92頃)根合「したもゆる嘆きをだにも知らせばやたくひのかみのしるしばかりに」
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