下杉村(読み)しもすぎむら

日本歴史地名大系 「下杉村」の解説

下杉村
しもすぎむら

[現在地名]合川町下杉

北流する阿仁あに川中流域、上流上杉かみすぎ村、現在大野台おおのだいとよばれる台地の西麓に位置する。天正一九年(一五九一)の出羽国秋田郡知行目録写(秋田家文書)に「八拾壱石四斗一升一合 下杉宮村」とある。戦国期を通じ嘉成氏領で、天正初め頃安東(秋田)氏に包摂される。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図には上杉村の内下杉村と記載される。寛政六年(一七九四)の六郡惣高村附帳では当高二九二石余で、ほとんどが蔵分。享保一五年(一七三〇)戸数は六六軒(六郡郡邑記)、文化一二年(一八一五)の「秋田風土記」には一一〇戸とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android