下日出谷村(読み)しもひでやむら

日本歴史地名大系 「下日出谷村」の解説

下日出谷村
しもひでやむら

[現在地名]桶川市下日出谷・いずみ一―二丁目

桶川宿の西にあり、北は上日出谷村。西の川田谷かわたや村と村境が錯雑する。天正一八年(一五九〇)九月七日の伊奈忠次知行書立(「牧野系譜」京都府舞鶴市立西図書館蔵)に「ひてや」とあり、牧野康成に与えられた石戸いしと領五千石八ヵ村の一。田園簿には日出谷村とあり、田一一四石余・畑一六九石余、旗本牧野領となっている。慶安三年(一六五〇)牧野信成の死に伴い采地が分割され、牧野八大夫尹成が二千石、同太郎左衛門永成と同兵部成房がそれぞれ一千五〇〇石を受継いだ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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