下座触(読み)げざぶれ

精選版 日本国語大辞典 「下座触」の意味・読み・例文・類語

げざ‐ぶれ【下座触】

〘名〙 江戸時代貴人通行のとき、先駆(さきがけ)などが下座しなければならない事を、前もって触れまわること。また、その文句
大菩薩峠(1913‐41)〈中里介山〉駒井能登守の巻「今生きてゐたならばおれの馬の先に立って、下座触(ゲザブレ)をするやうな事になるのだ」

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