下姉体村(読み)しもあねたいむら

日本歴史地名大系 「下姉体村」の解説

下姉体村
しもあねたいむら

[現在地名]水沢市姉体町あねたいちよう

上姉体村の南に続く。北上川氾濫原に立地し、下姉体河岸がある。対岸黒石くろいし村。近世初期までは上姉体村とともに姉体(姉帯)郷・姉体村を構成していた。元和七年(一六二一)にはまだ一村であったとみられるが(同年八月「伊達政宗領知黒印状」伊達家文書)、寛永一八年(一六四一)の検地時には上下二村に分立していた(→上姉体村正保郷帳によれば田方四三貫一九〇文・畑方四一貫三六九文、ほかに新田高七四貫八八三文。「安永風土記」では田一一〇貫三八四文・畑六九貫九八八文(うち茶畑七一〇文)で、うち蔵入五七貫三二七文・給所一二三貫四五文。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android