下塚原村(読み)しもつかばらむら

日本歴史地名大系 「下塚原村」の解説

下塚原村
しもつかばらむら

[現在地名]佐久市下塚原

岩村田いわむらだ町の西方、浅間南麓の火山泥流地の南西末端にあたり、中山道に沿い、北は上塚原かみつかばら中地なかじ、東は根々井塚原ねねいつかばら、南は大和田おおわだ落合おちあい、西は塩名田しおなだ宿(現北佐久郡浅科村塩名田)などの村に接する。

村内には塚原古墳群に属する狐塚きつねづかなど数基の古墳があり、地続き塩名田落合地籍にかけては、縄文から古墳時代にわたる出土品もあって、この辺りが、貞観八年(八六六)定額寺となった妙楽みようらく(三代実録)の所在地と推定されている(北佐久郡志)が、現存する真言宗妙楽寺とのかかわりは明らかでない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報