下いす(読み)クダイス

デジタル大辞泉 「下いす」の意味・読み・例文・類語

くだい・す【下いす】

[動サ特活]《「くださります」の音変化》くださいます。
ふん、その青竜湯とやら、醒めるものなら一服―・せんか」〈咄・軽口五色紙〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「下いす」の意味・読み・例文・類語

さがり‐・いす【下いす】

連語〙 (「いす」は助動詞。「さがります」の変化した語) 江戸時代、吉原遊郭で、二階からさかずき・さらなどを下にさげるとき、禿(かぶろ)などが、合図として言うことば。さがりんす。
洒落本・契情買虎之巻(1778)四「酒事もそこそこに、さがりいすの声。まわす床大じんははやふとんのうへ」

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